キャットフードには砂糖が含まれていないものもある
甘いお菓子やデザートを、猫に与える飼い主もいるようです。しかし、人間に適した食事と猫に適した食事は異なります。砂糖の含まれたフードは、猫に与えても大丈夫なのでしょうか。
猫に砂糖は悪影響!
猫に砂糖を与えすぎると、病気になってしまいます。砂糖による主な影響は、以下の通りです。
肥満になる
砂糖の影響として代表的なものは、肥満ですよね。太ると心臓や呼吸器への負担が大きくなるため、様々な病気のリスクが上がります。過去には肥満が原因の呼吸不全で亡くなった猫もいるので、十分に注意しましょう。
糖尿病になる
砂糖を摂取しすぎると、糖尿病になる可能性もあります。猫が水を大量に飲むようになったりキャットフードをたくさん食べるようになったりしたら、糖尿病を疑いましょう。猫にとっても、糖尿病は恐ろしい病気。血糖値が高い状態が長く続くと、糖尿病性ケトアシドーシスになり最悪の場合は死に至ります。
歯周病になる
食欲が落ちたため動物病院に連れて行ったら歯周病になっていた、という例は非常に多いです。悪化すると歯が抜け落ちてしまう可能性もあるため、動物病院で治療しなければいけません。猫の口が臭ったり歯茎から出血したりしたら、歯周病の可能性があります。
砂糖不使用のキャットフードもある
キャットフードの風味をよくするために砂糖を使用しているキャットフードも多々あります。しかし、前述したように砂糖は猫に悪影響を及ぼします。そこでおすすめしたいのは、素材の味を生かした砂糖不使用のキャットフードです。
砂糖不使用のキャットフードの最大のメリットは、歯のトラブルを防げるということ。砂糖は肥満や糖尿病のリスクを上げますが、バランスの良い食事や適度な運動を心がけていれば大きなリスクファクターにはなりません。しかし、猫は歯磨きを嫌がるため歯のトラブルを防ぐのは難しいのが現状です。歯の健康を考えたら、砂糖の含まれていないキャットフードが一番といえるでしょう。
砂糖が入ったキャットフードに注意!
砂糖を使用したキャットフードでも、たっぷりと砂糖が使われているわけではありません。エネルギー源にもなるため、そこまで神経質になる必要はないでしょう。しかし、理想は砂糖が含まれていないことです。
砂糖に限らず、猫の健康に悪影響を与えるものがキャットフードに含まれている例は少なくありません。そのような粗悪なキャットフードを与え続けると、猫の健康を害してしまいます。キャットフードを選ぶときには、しっかりと原材料を確認するようにしましょう。